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〜 FF NOVEL <FFX-2> 〜
by テオ


水 色 の と き

− 中 編 −




 せっかくトーナメントとはいえブリッツで優勝してビサイドに帰ってきたというのに、ティーダの気分は最悪だった。
 そう、あの<キス事件>のせいである。
 オーラカの他のメンバーならいざ知らず、ティーダは夢のザナルカンド時代にはこんな出来事は珍しくはなかった。試合後、ファンの子たちと一緒に眠らぬ街で遊び明かしたこともよくあることだったから。
 だが、今は事情が違う。
 ここは、スピラだ。
 そして、ティーダにはユウナという最愛の人がいるのである。そのユウナに、不可抗力だったとはいえ、ファンの子にキスされた現場を見られたということが、大問題なのだった。



 あの事件の後、スタジアムを飛び出していったユウナを必死でルカ中探し回ったティーダだったが、どうしても彼女の姿を見つけることはできなかった。そろそろ夜も明けようかという頃になって、やっと諦めたティーダはオーラカの泊まっている宿へと帰っていった。
 宿の部屋に入ると、同室のワッカがゴーゴーと盛大ないびきをかいて呑気に眠っている。それを恨めし気に眺めて、
「ちぇっ、いいよな、ワッカは。」
 と、完全にやつあたりの独り言を吐くティーダだった。


 眠れぬ夜が明けて。
 やっと目覚めたワッカを捉まえて、待ちかねたように口早に事情を説明するティーダ。
「へぇ〜。そんなことがあったのかぁ。」
 いかにも安穏と聞いているワッカの態度に、ティーダは声を裏返させるほど苛つきながら怒鳴りつける。
「へぇって、ワッカ! そんなのんびりしてる場合じゃないって!」
 しかし、焦るティーダの様子を意にも介さぬ様子で、ワッカは涙を滲ませるほどの大あくびをしながら答えた。
「ふぁあ〜ぁふぅ…。んだってよぉ、一晩中探してもユウナ見つからなかったんだろ? なら、しょうがねぇだろーが。どっかの宿ん中に入っちまえば、なかなかわかんねぇからなあ。どうせ帰りは一緒の船だ。そん時しっかり捕まえて、きっちり弁解すりゃいいんだよ。」
 そう言われて、初めてティーダは帰りの船のことに思い至った。あの時間だとビサイドへの便はもうなかったはず…。
「……。そう、か。そう…だよな。船で、か。…でもワッカ、弁解って俺は別に…」
「へいへい、っと。わかったわかった。」
 連絡船のことには「なるほど」と納得したものの、ティーダはワッカの言い様に不満を覚え抗議しようとしたのだが、軽くいなされて逆にガックリと肩を落とす始末だった。


 けれど、ビサイドへの連絡船の上にユウナの姿はなかった。
 船に乗るや否や、ティーダは船内を隅から隅までくまなくユウナを探し回る。それを見て、事情を知らないオーラカの他のメンバーたちは何事かとしきりに不審がっていたが、ワッカが上手くごまかしてくれていた。
―― なんでっ! どうしていないんだ! … ユウナ…
 焦りと不安を抱えたままのティーダを乗せて、連絡船は順調にビサイドへの帰路を進む。


 やっとビサイドへと船が着いた。
 優勝の歓迎ムードで盛り上がる出迎えの人々への挨拶もそこそこに、後のことはワッカたちに任せてティーダは取るものもとりあえず自分たちの家へとひた走る。
 滝の道を、橋を、遺跡を抜け、村へと続く坂道をずっと走りつづけ、ぜいぜいと荒い息のまま家に辿り着くなり乱暴にバタンとドアを開ける。

「ユウナっ!」

 ユウナはそこに、…いた。

 ティーダの声に振りかえりもせず、冷めた”挨拶”だけを返して。

「おかえりなさい。」



 後でルールーから教えてもらったのだが、ユウナはその日のうちにビサイドに帰ってきたのだという。ルカとビサイドを繋ぐ直行便は日に1往復しかないのだが、キーリカ経由であればもっと本数が多い。ユウナはその最終便に飛び乗って、キーリカでもギリギリ間に合ったビサイド便で日が暮れる寸前に帰り着いたらしい。そのことに思い至らなかったティーダは、思いっきり自分を責めた。「俺もそこまで考え付かなかった」というワッカのすまなそうな言葉も、なんの慰めにもならなかった。

 あの日からユウナの態度が変わってしまった。
 朝な夕な、いくらティーダが下手に出てあやまろうとも、避けようがなかったという事実を説明しようとしても、まるで取りつく縞がない。たったあれだけのことで、甘く幸せなはずの新婚生活がとても無味乾燥な辛いものになってしまっていた。
 ぎこちない雰囲気のまま数日が過ぎていき、とうとう、あと2・3日もすれば次のリーグ戦のために、再びルカに向かわなければならないという日になってしまった。ここまでこじれてしまったのは、やはりその日のうちに誤解を解いておかなかったせいだと、ティーダは多いに焦り、途方に暮れる。

―― どうしたらいいんだろう……



 一方、態度を硬化させたままのユウナも、このままでいいとは思ってはいない。
 ずっと無視と無関心を装ってはいても、ティーダの視線がこちらを向いていない時は、自然、彼の姿を眼が追ってしまう。彼が家にいないと、落ち着かない気分で洗濯も掃除も気もそぞろになっていた。食事の支度をしていてもついぼんやりとしてしまい、黒こげの悲惨な姿になった料理をため息混じりに眺めたことも1度や2度ではなかった。むしろ、ルカに向かう前よりもひどい有様だった。

―― 本当は、ね…
―― わかってるんだ。キミが…悪いんじゃないって。
―― だけど…

―― だけど、どうしても…

 頭では分かっている。あれは不可抗力だったのだと。ティーダには何の責任もないのだと。
 けれど、理解はできても感情がついていかない。心が納得してくれない。

―― それに…
―― わたし…だって…

 ユウナの脳裏に、ある光景がよみがえる。

 古い街並み全体に鳴り渡る、重厚な鐘の音。
 歩くたびに微かにチリリと響く胸元の銀鈴と、白いレースの衣擦れの囁き。
 晴れ渡る空が異様に青かったこと。
 無数に群れる幻光虫たちの騒がしさ。
 雲間をくぐっての、胸はずむ突然の乱入に。
 一瞬の期待も、すぐに取って変わられた失望へと。

 そして…。

 冷たい氷のような、唇の感触を……。

 精一杯チカラを込めた、白い手袋ごしの指先の感覚を……。

 思い出すたびに、背筋に悪寒が走る。
 身体じゅうが震えだし、ユウナは自分の両腕を痛いほど強く抱きしめる。

―― 私だって、シーモア老師と……
―― …キミの……目の…前で…
―― キミのこと言えない、よね…

 いくら消し去ろうとしても消えてくれない、過去の、苦しいだけの記憶。
 それが、二重にユウナの心を痛めつけていたのだった。

―― ………………うん…
―― でも、やっぱり、ダメだよね。このままじゃ…

 心の奥底では未だ消えない虚ろを抱えたまま、ユウナは健気な決意を固める。

―― 私のこんな気持ちなんかより、今はキミの方が…ずっと大切だから……



「ただいま…」
 浜辺でのブリッツの練習からティーダが帰ってきた。ユウナの冷たい態度を予想してか、静かにドアを開け、沈んだ声で申し訳程度に声を掛けてくる。
 それを出迎えたユウナは、すうっと息を吸い、大きく吐き出しながら必死に明るい声音を作り振りかえる。
「おかえりなさいっ」
 えっ、と意外な表情を隠さずにティーダがユウナの顔を見返した。それをユウナはニッコリと笑顔で頷き応える。
「ごめんね、今まで。もう大丈夫だから。」
 まじまじと見つめるティーダの顔が次第に明るい表情に変わっていく。
「ホントに? ユウナ?」
 もう一度コックリと頷いて。
「うん。」
 はぁっと大げさなくらいに脱力して、ティーダは部屋の椅子の上に崩れるように座った。
「良かったぁ。もうユウナ、ずっと許してくれないのかって。俺…」
 その様子を見たユウナは、心の中で泣き出しそうになってしまう。けれど、それを表に出すまいと懸命に堪えて言った。
「うん、もう気にしないことにしたんだ。だから、大丈夫だよ。」
 ユウナの言葉一つ一つに、ティーダがうんうんと嬉しそうに応えている。
「ホントにごめんな。嫌な思いさせて。」
 眉根を寄せて心底申し訳なさそうな顔をするティーダに、ユウナは「ふふっ」と作った笑顔を見せて、
「すぐにご飯にするね。」
 と、お腹を空かせているはずのティーダのために、食事の支度をしに台所に入っていった。

 その後ろ姿を見つめるティーダの表情は、しかし、つい先ほどまでの安心しきった顔から真剣な厳しいものに変わっていた。


 明日はいよいよ次のリーグ戦のためにルカへ発たねばならないという日の午後。
 ティーダはワッカの家を訪ねてきていた。
 部屋の中央のテーブルを挟んでワッカと差し向かい、ルールーは隅のベッドで眠たそうな赤子をあやしている。このところの二人の様子を知っているだけに、真剣そうなティーダの様子から大事な話だということを悟ったルールーが席を外そうとするのを、ティーダが頼んでその場に残ってもらっていた。
 早速、ワッカから話を切り出す。
「よぉ、どうした? ユウナ、機嫌直ったんだろ?」
 さすがに話の内容はそれとわかっていたワッカだったが、チラリと向けられたルールーの冷たい視線を浴びてしまう。ティーダもギッとワッカを睨むように見つめてきたものだから、ワッカは思わず冷や汗を流す。
「な、なんだよ、二人して…。ああ?」
「ワッカは気づいてないのか…」
「さすがに、あんたはわかったみたいね。」
「……うん。」
「はあ? だから、何が……。う……」
 ティーダとルールーの間で交わされる会話をさっぱり理解できず口を挟んだワッカは、再度、絶対零度よろしくルールーに睨まれ、身体を小さくして黙りこくった。
「それで? 私に何が聞きたいの?」
 ティーダの目的がワッカではなくルールーに話を聞きにきたのだと、やっと理解するこの家の主。それじゃあと聞き役に徹するために腕組みをし瞑目したワッカの姿が、「それでも少しは進歩してるのね」とルールーの微笑みを誘う。

「ユウナ、もう大丈夫だって、気にしないって…。笑うんだ…。」
 テーブルに乗せた両手を、その言葉の内容とは裏腹に固く握り合わせるティーダ。
「そう…。…それで?」
 探るような目つきで、ルールーが先を促す。
「…笑うんだ。だけどっ、目が…笑ってない…。それ見てるだけで、俺っ、辛くって…。」
 苦しげな視線の先、組み合わされた十本の指が細かく震えている。
「もう…どうしていいかわからないんだ…。あんな、ユウナのあんな笑顔を見せられるくらいなら、いっそ前みたいに無視されてた方がずっと良かったっっ!!」
 最後は叫び声に近くなったティーダの声に反応してピクリと動いた眠りばなの我が子を、ポンポンと落ち着かせるように優しく叩いてやりながら、ルールーが静かに聞き返してくる。
「あんた、ユウナが何に苦しんでいるのか……本当に分かってる?」
 ハッとルールーを見返す、男二人。
「え…。だから、ルカで俺が……。」
 それを聞いて、ほうっと少しの脱力を表にしたルールーが語ったこと。
「これだから男って…。いい? ユウナはもうとっくにそのことは許してる。そんなことは、もう何でもないことなのよ。」
 更に訳が分からないといった風情に眉をしかめる男性たち。
「今のユウナを苦しめてるのはね…。過去の記憶…。そう、あのベベルでの結婚式のね。」
「あ!!!」
 ティーダとワッカ、二人同時にやっと合点がいった顔になった。
「そりゃあ、最初はルカであんたが誰だかわからない子にキスされたってこともショックだったのは確かだろうけど。ユウナだって、そんなことをいつまでも根に持つような子じゃない。でも、そのことがあってから、ユウナ、あの時のことを鮮明に思い出してしまったのね。ずっと忘れようとして、忘れたと思い込んでいたことを。」
「だって、あれだって事故みたいなもんだし…」
「そこが、男と女の違い。」
「う……。」
 キッパリと言い放つルールーの気勢に、ティーダもまったく口出しできなくなってしまう。
「あの頃のユウナは自己犠牲の塊だった。自分さえ我慢すれば、自分が犠牲になってもスピラの皆が幸せになってくれればって、そればっかり……。たぶん、犠牲を犠牲とも思ってなかったんでしょうね、あの頃は。見てることしかできない私たちが、それがどんなに辛いことかということさえも分からないくらいに……。」
 言いながら、ルールーは今も苦しさを堪えるかのように目を瞑る。
 ティーダとワッカは、じっと固唾を飲んで話を聞き入っていた。
「それが、たくさんの犠牲はあったとしても、やっとの思いで『永遠のナギ節』を手に入れた。ユウナの心の一部も犠牲にしてね。ティーダ、あんたのことよ。」
 コクリとティーダが頷く。
「そして、失くしたと思っていた大事なものがようやく返ってきた。もう我慢しなくてもよくなった。これは私がユウナに言ったことでもあるんだけど…。犠牲や我慢が消えて、そして、いきなり思い出したくない過去の記憶を呼び覚まされたとしたら…。そこには何が残ると思う?」
「…………。」
「それはね。……後悔よ…。」
「……ユウナ…」
「今のユウナは激しい後悔に苛まれてる。取り消したくても決して消えない事実に。本当なら、あんなことがあったって、あんたを責めて喧嘩して仲直りして、それで終わりのはずだったのに。その記憶のせいで、ユウナはあんたじゃなく、自分自身を責め続けてる…。」
 ティーダが首を二・三度振った。
「そんな…。誰もユウナを…。」
「そうよ、誰も責めはしない。だから、ユウナは自分で自分を責めてるの…。」
 自分の言ったセリフに傷ついたように悲しげなルールーが、静かに話しの先を続けた。
「女の子にとって、衆人環視の中でのキスがどれほど重いものかは、男のあんたたちには到底わからないかもしれないけど。だからこそ、結婚式での誓いのキスがどんなに神聖で大切なのかということもね。」
 うな垂れるティーダを見つめて、ルールーは更に追い討ちをかける言葉を繋ぐ。
「おまけに、あんたの目の前だったから、余計ね。あまりにも状況があの時と似過ぎてる。もっと悪いことに、完全に相手のせいであるあんたと違って、ユウナの場合は自分から……」

「もういいっ!」

 ティーダが思わず立ち上がり、叫んだ。
「よく、よくわかったから…。ルールー。」
 そしてそのまま深くうつむいてしまったティーダの髪が、小刻みに揺れている。


 と、ひとつ、コクンと大きく頷いて。
「よしっ!」
 強い決意の瞳を見せて、ティーダが勢いよく顔をあげた。

「俺までくよくよしてたってしょうがないッスから。」

 それを、眩しげに目を細めて見つめるルールー。
―― やっぱり、この子はあなたの太陽ね。ユウナ…
―― こうやって、ユウナの影を照らして消してくれる。

 完全に眠りについた我が子に一度微笑みを送ってから、ルールーが二人の座るテーブルの所へとやってきて、改めて作戦会議が始まった。
「で、具体的にどうしたらいいッスか? どうせ、いくら俺やみんなが説得してもダメなんだろうし…。」
「そうね。どうしたらいいか…。考えましょう、三人で。三人寄ればなんとやらということだし。」
 そういって妖艶に微笑む頼もしい美女は、今更ながら呆けて見惚れている朱いとんがり頭の男の恋女房で…。ふと、ずっと黙って話しを聞いていた彼女の夫が口を挟む。
「しかし、すげぇな、ルー。よくそこまで分かるもんだ…。ユウナに聞いた訳じゃないんだろ?」
「そうよ? でも同じ女ですもの。それに、ずっと一緒に暮らしてきて、ユウナの性格だってよくわかってるからね。よく見ていれば、あの子が何を考えて悩んでいるのかぐらいは見当がつくわ。」
 ルカへ行け、と言った事に多少なりとも責任を感じていたルールーは、只ならぬ気配を漂わせて帰ってきたユウナの状態を心配して、何度もこっそり様子を見に行っていた。その時、ユウナが悲しげなため息をつきながら自分の唇に手をあてたり、時には乱暴に手の甲で唇をゴシゴシとぬぐっているのを目撃していたのだった。それら一連の行動から考えられるのは、例のあの一件しかない。

 ルールーが自分の物思いに浸っている間、男どもが顔を近づけてコソコソと囁き合っている。
「ワッカ、大変だよなぁ。これじゃ、浮気の一つもできねーじゃん。」
「そーなんだよなぁ。…って、何言わすんだ、お前! お、俺が浮気なんかするわきゃねぇだろーがっ!」
「何か言った?」
「いっ!」
 ギロリと強く横睨みされたワッカとティーダは、まるで蛇に睨まれた蛙みたいに冷や汗をたらして竦む。そして、コホンとわざとらしく咳払いしたティーダが、そそくさと話しを先へと進めた。
「でさ、口で言ってもダメだってことは、なんか行動で示さないとってことだろ?」
「そう…なるかしら…」
「要はさ、ユウナにあのことを忘れさせてやれればいいんだよな?」
「そうね。完全に忘れるってのは無理かもしれないけど。もっと何か…」
「ふんふん」
「ワッカも考えてくれって。」
「考えてるさぁ。でもなぁ、俺ぁ、どうもこういうのは苦手でなぁ。」
「いいのよ。この人には期待してないから。」
 先ほどまでの深刻さはどこへやら。次第にいつもの夫婦漫才が始まってしまっている…。
「おい、そりゃないだろ? ルー。」
「あら? じゃあ、何かいい考えでも?」
「う……。いやーはっはっは。しっかし、お前らもいくら正式じゃねぇつってもまだ新婚なのによ。大変だよなぁ。」
「そうやってすぐ笑ってごまかすんだから。」
「ルー、そういじめるなって。」

 と、その時。
 話の途中からジッと考え込んでいたらしいティーダが急に立ち上がった。

「うん! それしかないッス!」

「えっ?」
 突然のティーダの言葉に、夫婦で同時に聞き返す。
「たぶん、この方法が一番いいと思うんだ、俺。」
 ニッと自信ありげなティーダの態度が、ワッカとルールーの期待を煽る。
「何かいい考えが浮かんだのね。」
「ああ! あ、でも、みんなにも協力してもらわないと…」
「するに決まってんだろうが。何、水臭ぇこと言ってんだよっ。」
 ワッカの言い様にルールーも当然とばかりに頷いている。
 感謝の意を態度に込めて、ティーダが自分の考えを話し始める。

「あは、サンキュ。あのさ、実は……」







  <つづく>






○あとがき○

今回、動きえらく少ないし・・・(-。−;)
ひとえに、ルー姐さんとワッカ旦那夫妻のせいです。(爆)
三人で話し合うシーン、まさかこんなに長くなるとはっ!
一話一話は出来るだけ10000文字以内に収めたい作者としては、この時点で7000超えてしまったので、泣く泣く中編として区切ることにしてしまいました。
まだ、これからクライマックスがあるしねぇ。はぁ。
後編は今までよりは多少は短くなるかなぁ? (保証はない…)

前編でのユウナの状態に、読者の方々からいろんな反応を頂きましたが、この中編で皆さん「なるほど!」と納得していただけたのではないかと・・・。(期待)
以前、他の作者の方の作品でも読んだことがあるのですが、シーモアとのアレって、ユウナ、ファーストキスのはずなんですよね・・・。確か。うん。
絶対にトラウマになっててもおかしくない・・・。
今まではそんな微妙な乙女心はどっか行っちゃってたとしても、平和になって、更に一番心を占めていた好きな人が戻ってきて、すべてが平穏になったからこそ浮かび上がってくるものもある訳で・・・。

しかし、本当にキャラたちの情景を読者の皆様に思い浮かべてもらおうと思って情景描写をいれていくと、全然まったくキリがない〜〜(泣)。
できたら声色とかまで伝えたいくらいの作者なのさ〜〜。(延々と愚痴が長くなりそうなので強制終了)

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