<テーマノベル> シーモアの日記帳の続き |
シーモアの日記帳。 ルールーのファイガで焼かれたはずだった・・・。 だが、その直前、 (やっぱし、もちょっと読んでみたいかも♪) と思ったリュックによって偽者とすり返られていたのだった。 「へへへ。こういうの、得意だもんね」 キョロキョロと他に誰もいないのを確認してリュックは再び日記帳を開いた。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 □月△日 今日は、運命的な出会いがあった! ルカにて行われた 『マイカ総老師在位50周年記念リーグ』(んな名前だっけ?) に出席するため、総老師に御随伴していた折りのこと。 総老師に御紹介にあずかり、イカだのタコだののどうでもいい群集の中に (いいのぉ?老師が、んなこと言って・・) その方は、居たv 麗しいその左右異なる色彩を放つ瞳で 真摯に私を見つめていらした・・・v ああ、そんなに熱っぽく私を見つめないで欲しい。 (うげ・・・) これでも、私は老師なのですよ。ユウナ殿v しかし、老師である私は忙しく、早々にそこを立ち去らねばならなかった。 申し訳ない、ユウナ殿。ゆっくりお話もできぬまま・・・。 でも、出会いは充分に運命的でしたね。 また、すぐにお会いできることでしょう。 そう、なにしろ私たちは運命の鎖で繋がれているのだからv (アニマじゃないっての・・・) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 そこまで読んでリュックは、本気で気分が悪くなってきた。 「やっぱ、あの時、燃やしておけばよかった・・・」 リュックは近くにあったダストシュートの中に その日記帳を放り込んで、仲間の後を追った。 (どうも『シン』最深部らしい・・) |