翼に変えて 〜エピローグ・見えない翼〜 |
人の蒔いた因果の種が 時の螺旋を巡りめく 果て無く続く 罪の連鎖 繰り返される 儚き希望 人々の悲しみと絶望を糧として 無限の夢幻を 繰り出すために 『シン』という応報を 甘んじる
…… to be continued FFX−2 ひとかけらのスフィア レンの残した 想いのスフィア 愛しい人へ伝えたかった 最後の 言葉が 想いが たった一つのスフィアとなって 1000年の時を ―― 超える 1000の言葉を尽くしても 伝えきれない想いがある 1000の時を過ごしても 忘れられない人がいる 私に翼があったなら 今すぐにでも あなたのもとへ飛んでいくのに 人は 別れるために出逢うのか それとも 再び逢えることを願って別れるのか 時は 果て無く巡りゆく その流れの中の ほんの一瞬 出逢えたことが 奇跡なのだから 刹那が連なり 無限となるのだから だから 信じよう この出逢いは 永遠なのだと またいつか 出逢えることを 言の葉は 見えない翼 飛べない人が たったひとつ 遠い過去へと 遥か未来へと 届けることのできるもの 信じることができるもの だから 1000の言葉を超えて 1000の時を超えて この 想いを伝えたい 見えない 翼に変えて 翼に変えて < 完 > |