フォルテシモ(ff)学園は今日も大騒ぎ!
ここはff学園。通称フォルテシモ学園。 何故にフォルテシモ学園と呼ばれるかというと、いつもウルサイから。 1区から10区までの広大なキャンパスからなるこの学園。 さらに11区まで建設中だという。 校長は、シド。 ある時は偏屈な宇宙船乗りのおやじ、ある時はへんな言葉をしゃべる族長、またある時はうら若き技術者、果てはブリ虫などという訳のわからん生き物にまで変身するという、この学園最大の謎の人物である。 今日、このフォルテシモ学園に転校してきたばかりのティーダ君(17歳)。 ティーダ君は10区、通称スピラと呼ばれる学区に編入予定だった。 だが、案内してくれるはずの担当教師がなかなか現れない。 案内なしではこのバカ広い学園の中で迷子は必至である。 「うー、遅いっす〜」 まだ、この学園がどういうところかよく知らないティーダ君は、呑気に得意のブリッツのマイボールを蹴りながら待っていた。 そこへタタタタッと一人の女の子が駆けてきた。 後ろを振り返り振り返り、猛スピードの信号無視だ。 いや、前方不注意だ。 ちょうどティーダ君のいた場所は、案内板の前で通路が狭くなっていた。 おまけにマイボール蹴りに調子づいてたティーダ君、案内板相手にスフィアシュート(オーバーヘッドシュート)を試そうと飛び上がってたところだった。 「え?」 (=ザナルカンドエイブスでスフィアシュートを放とうとスフィアプールを飛び出した時の顔。長っ!) 「キャー、どいてどいてぇ〜」 注意一秒、怪我一笑。違っ!怪我一生。 車は急には止まれません!シュートは急には止められまへん! ドッシ〜ン! 当然のごとく、ティーダ君と女の子はぶつかってしまいました。 「あったたた〜」 「いったぁ〜い〜」 二人とも語論語論(ゴロンゴロン)と転がって、ちょっとやそっとじゃ起き上がれない。 「あ〜っ!エーコちゃん、見っけ〜!」 そこへやってきた、青い服にとんがり帽子のちっちゃっこいの。 帽子の下のおめ目がやたらと光ってる。 転がったまま、女の子。 「あ〜ん。ビビちゃんに見つかっちゃったじゃない〜。あなたのせいよっ」 ちょっと待てっ! って、俺か?俺のせいなのか? ただ、そこにいただけなのに? 何がなんだか訳がわからないティーダ君。 すると、 「なんの騒ぎですか?」 と爽やか〜な風と共に現れたのは。 「ユウナ様っ!!!」 エーコとビビが同時に叫ぶ。 このフォルテシモ学園10区(スピラ)のカリスマ生徒会長・ユウナと冷静沈着かつベルトスリットから覗くおみ足も悩ましいルールー副会長、歩く武器庫と恐れられるリュック書記長のお三方。 「あなた方は、9区アレクサンドリアのエーコさんとビビさん。どうしてこのスピラに?」 自分の学区から他の学区に勝手に行き来するのは禁じられている。 さて、何故でしょう? 考える時間は、10秒。 さあ、解るかな? 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 解りましたか?では、回答です。 正解=八頭身キャラと四頭身キャラが一緒に行動すると混乱するから。 おまけの正解=ドットキャラと3Dキャラが同居するとちゃぶ台がひっくり返るから。 正解者は何人いたかなー? 正解した方は、感想にて作者に申告してください。 記念品を差し上げません。(恕) 「えへへ。ビビちゃんとかくれんぼしてたら、気がつかないで入っちゃってたの」 バカっ正直に答えるエーコに呆れ返る面々。 そのあまりにも悪気ない様子にため息をつきながら、 「まあ、いいです。でも早くご自分の学区に戻って下さいね。他の方たちに見られないうちに」 と、さすがにカリスマレベルの高い言葉を発するユウナ会長。 「は〜い。ごめんなさ〜い」 またもや素直に認めるエーコにそこにいたみんなの気配も緩む。 「ちょっとそこどいてくんない?」 エーコが未だに道を塞ぐ格好で転がったままのティーダ君に声をかける。 ところがティーダ君、なかなか立ち上がろうとしない。 「すまないっす。どうも転んだ時、足くじいちゃったらしいっす」 申し訳なさそうに弁解するティーダ君。 「悪いけど、俺を跨いでいってくれっす」 「え〜っ!」 不満そうに答えるエーコ。 「? またげないっすか?」 !!! ユウナ「ま」 ルールー「た」 リュック「げ」 エーコ「な」 ビビ「い・・・?」 「ホーリー!」「ファイガ!」「カオスグレネード!」「フェンリル!」 「・・・・・ジハード?」 !!!!!ドカバキドンボーン!!!!! 「!?!」 悲鳴をあげる間もなく、ぶっ飛んでいくティーダ君。 直後、遅れて襲ってきたジハード。 !ドヴァーン! そして、誰もいなくなった・・・・・。 つづ かないです。たぶん。 | |
○あとがき○ |