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〜 ふしぎのもり 〜
by テオ




ふしぎのもりの おくりもの

ここは、ふしぎのもり


とってもなかのいい、どうぶつたちがくらしています

きょうも子いぬのターちゃんと

子ねこのキーちゃんと子うさぎのメイちゃんが

たのしそうにあそんでいます

さんにんはとってもなかよし

まいにち、いっしょに日がくれるまであそんでいます



ある日、子いぬのターちゃんはふたりとケンカをしてしまいました

子ねこのキーちゃんがいいました

「ターちゃんなんかキライ」

子うさぎのメイちゃんがいいました

「ターちゃんなんかカッコわるい」

子いぬのターちゃんはかなしくなって、

大きなこえでいいかえしてしまいました

「キーちゃんとメイちゃんだってちっともかわいくない」

そういってから子いぬのターちゃんは、

なきながらおうちへかえっていきました



おうちへかえるとちゅうで、ふしぎのもりをとおると

みちのまんなかに小さなハコがおちていました

「なんだろう?」

ターちゃんはそのハコをひろって中をみてみると

中には小さなきれいなカガミがはいっていました

でも、そのカガミはなんだかくもっていてよくみえません

ふしぎにおもったターちゃんはおうちにかえってから

おかあさんにきいてみました

おかあさんはそのカガミをみてからいいました

「ふしぎのもりでひろったの?」

「うん」

「ターちゃん、きょう、おともだちとケンカしたでしょう?」

ターちゃんはびっくりしておかあさんにききました

「え? おかあさん、どうしてわかるの?」

おかあさんは、にっこりわらっていいました

「このカガミはね、こころをうつすカガミなの」

「ふぅ〜ん」

「ターちゃん、わるいことばをいったでしょ?」

ターちゃんはドッキリとしてしまいました

「えっ?」

おかあさんはターちゃんにカガミをみせながらいいました

「こころがね、かなしかったり、ないていたりすると

 このカガミはくもってみえなくなるのよ」

ターちゃんは、なきそうなかおでいいました

「だって、キーちゃんとメイちゃんが…」

おかあさんはターちゃんのあたまをやさしくなでてくれました

「そうね、きっとキーちゃんとメイちゃんは

 このカガミをもってないのね」

「そうなの?」

「このカガミは、ふしぎのもりのおくりものなの

 ターちゃんだけがもってるのよ」

ターちゃんはすこしうれしくなりました

「そうなんだ」

「カガミをもってないキーちゃんとメイちゃんは

 わるいことばをいってもわからないものね」

「そうかぁ、キーちゃんとメイちゃん、なんだかかわいそうだね」

すると、おかあさんはうれしそうに

カガミをターちゃんにわたしながらいいました

「そのカガミはすぐにきえてしまうけど

 いつでもターちゃんのこころのなかにあるのよ

 わるいことばをつかうとせっかくきれいなカガミが

 くもってみえなくなってしまうってこと、わすれないでね」

「うん、そうだね、おかあさん、ぼくわかったよ

 ほんというとね

 ケンカしてからとってもイヤなきもちだったんだ

 こんなきもちをキーちゃんとメイちゃんにもさせたら

 かわいそうだもんね」

おかあさんはターちゃんの大すきなえがおで

ぎゅっとだきしめてくれました

「ほんとうにいい子ね、ターちゃん、だいすきよ」

おかあさんのやさしいにおいにつつまれて

ターちゃんもとってもうれしそう

「ぼくもおかあさん、大すき」

すると、ターちゃんのもっていたカガミが

いつのまにかきれいにキラキラとかがやいていました



つぎの日、ふしぎのもりのおくでは

子いぬのターちゃんと子ねこのキーちゃんと子うさぎのメイちゃんが

たのしそうにあそんでいるこえが、ひびいていました


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