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<<マリ☆フェス>>

そして Happiness!
【FFX】ティユウ







眩しい光の感覚に、閉じた瞼がピクンと震える。
深い安らぎの眠りの底から、ゆっくりと目覚めへと促される。

「う、ん」

ちょっとだけ横に寝返りをうちながら静かに開かれた瞳に映る、朝陽にキラめく金の髪。

「?」

まだはっきりとは覚醒していない焦点の合わない視線を揺らめかせ…。

「おはよう。ユウナ」

目の前のぼやけた、でも愛しい映像から発せられた優しく耳をくすぐる声。

「!」

いきなり、ユウナは目が覚めた。

「ティ、ティーダ?!」

さっきまでぼうっとしていた瞳をいっぱいに見開いたユウナを見つめて、朝の光の中、彼女の太陽が笑う。

「え、あ、あの。あ、れぇ…?」

くすくすくす。

「…あ、…そっか……」

「目、覚めた?」

そっと手が伸ばされて、ユウナの頬にかかる髪をすくい払われる。

「う、うん」

−−そう、そうだよね
−−昨日、私たち……けっこん、したんだ

さーっと甦る記憶。
昨日の、そして昨夜の。
途端にユウナの顔に火がつく。
恥ずかしくてティーダの顔を見ていられない…。

「や、やだ、わたし・・・」

ガバッとシーツの中に埋もれてしまうユウナ。
シーツを引き上げた両の手の指だけが残っている。

「ぁ? どうしたんだ? ユウナ」

怪訝な声がシーツの上から降ってくると、もごもごと小さな声が返ってきた。

「だ、だって、なんだか、恥ずかしい・・・」

「え? あはっ」

シーツ越しの楽しげな声音。

「顔、見せて? ユウナ」

「…いや…」

そっとユウナの指に重なる大きな手。

「ユウナ」

「・・・・・」

「顔、見たい」

恐る恐るシーツが下に降りていき、ユウナがその瞳までを覗かせた。

「だって、わたし、きっと今、変な顔してる・・・」

瞬間、眩しく輝く大好きな笑顔。

「んなことないって。ユウナは…」

ちょん、と額に軽いキス。

「いつも、きれいだ」

額から、点火された焚き火のように全身が熱くなる。
真っ赤になりながら、瞳に力を込めてユウナが睨む。


「もう…、ばか…」


  そして、花がほころぶ。

    艶やかに。

      溢れんばかりの、しあわせに。




Copyright (c) 2002 テオ


■あとがき■
小沢美月さんの甘甘ラブラブティユウ「happiness」シリーズ(?)に触発されて、勢いで書いてしまったものです。
だって、あれ読んだら続きを書きたくなってしまったんです(大汗)
小沢さんのタイトルも捩ってしまったので、後日記念品にと進呈しちゃいました。
あは、勢いで書いたので、短いですねぇ。ああ、恥ずかしい・・・。



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